iPhoneのアクティベーションロックをバイパスしてiPodとして使えるようにする方法
iOSのアクティベーションロックはAndroidとは違って強固で、ネットで中古品を買ってロックがかかってしまうと普通は文鎮になってしまいますが、今回はそのアクティベーションロックをいい感じに突破してiPodとして使えるようにする方法を紹介していきたいと思います。
注意点
以下の点をよく読んでオッケーという方のみ次へ進んでください。
- 今回紹介する方法では脱獄を行う
- A11チップまでのモデルが対象(iPhoneXs~は不可)
- SIM, 電話, icloudなどが使えない(脱獄をすると使えなくなるため)
- 本体を再起動すると再度ロックがかかるため、基本的に再起動はできない(再脱獄すればまた使えるようになります)
- ここで紹介している内容は、全て自己責任で行ってください
準備するもの
アクティベーションロックのかかったiPhoneはヤフオクで安く売られており、まだまだ現役で使えるiPhone6sでも1000~2000円で買えたりするので、興味のある方は買ってみてはいかがでしょうか?
ちなみに、実験専用に買う場合はiPhone6がおすすめです
1. LinuxのLive USBの作成
今回はUbuntuを使用します。
Ubuntuの公式サイトubuntu.com
からDesktop版のisoをダウンロードし、rufusやbalenaEtcherなどを使ってUSBにインストールします。
2. checkra1nのインストール
事前に作成したUbuntuのLive USBを起動します。
今回はとりあえずOSのインストールは行わずにTry UbuntuでLiveのまま続行します。
起動後、firefoxからcheckra1nの公式サイトを開きます。
Latest ReleaseのSee all releasesへ進み、Download for Linux (CLI, x86_64) からダウンロードします(執筆時点では0.12.1 beta)
ダウンロードが完了したら、checkra1nをダウンロードしたフォルダから右クリックでターミナルを開き、
chmod +x ./checkra1n
を実行します。
3. iPhoneの脱獄
iPhoneをPCに接続し、
sudo ./checkra1n
でcheckra1nを起動します。ここで、iPhone8やXを脱獄させる場合は [options] から下の2つの項目にxを入れてください。
- Allow untested iOS/iPadOS/tvOS versions
- Skip A11 BPR check
起動後は指示にしたがって操作し、All doneと出れば完了です。
ここで注意ですが、脱獄が完了してもiPhoneはPCと接続したままにしてください。外してしまった場合は、再度脱獄を行ってください。
再起動し、次はWindowsを起動します。
4. アクティベーションロックのバイパス
Windowsで、Sliver 12.4.7 を起動します。
[Bypass iOS 12.4.7] を押し、しばらく待ちます。
successというメッセージが出たら、Wi-Fiの設定画面で "iTunes(またはPC)に接続" を押し、アクティベーションの画面をすり抜けられれば成功です。(これ以降はiPhoneはPCから外してしまって大丈夫です)
後は適当に初期設定を済ませます。
上手くいくと下の画像のようにホーム画面が開き、iPodのような感じで使えるようになります。
途中で失敗したときは
iTunesを使うとOSを修復して再度初期状態からやり直せるので、うまくバイパスできないときや、リンゴループになってしまった場合には試してみてください。